はじめに:簡易診断テストの目的
これまでの記事で「5つのラブランゲージ」の概要や具体例を学んできましたが、「自分はどれがメインなのか?」 と気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、簡易的な診断テストを用意し、以下のメリットを得られるようにしています。
• 自分のラブランゲージの「傾向」を知る
• パートナーや家族など大切な人のタイプを考えるきっかけになる
• 実際のコミュニケーション手段を見直し、関係改善や自己理解につなげる
注意: これはあくまで参考レベルの簡易診断です。より正確に知りたい場合は、海外公式サイトのテストや専門家のカウンセリングも検討してみてください。
診断テストの進め方
1. 以下の10の質問に対し、それぞれもっともしっくりくる選択肢(A~E)の中から1つを選んでください。
2. すべての質問に回答したら、選んだ選択肢の数を集計します。
3. 最も多く選んだ選択肢が、あなたのメインのラブランゲージである可能性が高いです。
※同数で複数の選択肢が多くなる場合もあります。その際はメインが2つあるタイプか、状況によって変わりやすいタイプと考えてOKです。
【簡易テスト】質問と回答シート
以下の質問に対し、最も自分の気持ちに近いものを選んでください。
質問1
友人やパートナーが、自分の誕生日にしてくれて一番嬉しいことは?
• A: 「いつもありがとう、大好きだよ」と愛情のこもった言葉をかけてくれる。
• B: おしゃれなプレゼントを用意してくれる。
• C: 一日一緒に過ごすデートや、特別な時間をとってくれる。
• D: 食事や片付けなど、忙しい私をサポートする行動をしてくれる。
• E: ハグや手をつないでくれる、身体的な触れ合いをしてくれる。
質問2
落ち込んでいるときに一番元気が出るのは?
• A: 「大丈夫だよ、君なら乗り越えられる」と励ます言葉をかけてもらう。
• B: お気に入りのスイーツや小物を「これ、あなたに」と差し入れしてもらう。
• C: 悩みをじっくり聞いてくれる時間をとってもらう。
• D: 苦手な用事や雑務を手伝ってもらう。
• E: そっと背中をさすったり、抱きしめたりしてくれる。
質問3
あなたにとって「愛されているな」と感じる瞬間は?
• A: 「いつも助かるよ」「大切に思ってる」と言ってもらう。
• B: 記念日などにちょっとした贈り物を用意してくれる。
• C: 一緒に食事をしながらゆっくり会話ができる。
• D: 忙しいときに、進んでサポートしてくれる。
• E: 手をつないだり、腕を組んだりするスキンシップがある。
質問4
旅行に行くなら、一番重視したいのは?
• A: 相手との会話やメッセージ交換(言葉のコミュニケーション)。
• B: お土産選びや、旅先でのサプライズプレゼント。
• C: 一緒に観光やアクティビティをして充実した時間を過ごす。
• D: 旅の準備や移動の手配を率先してやってくれる。
• E: 写真を撮るときに寄り添ったり、手を繋いだりする場面。
質問5
恋愛や人間関係での不満はどれが最も近い?
• A: 相手が何も褒めてくれない・言葉で気持ちを伝えてくれない。
• B: イベントや記念日をスルーされ、全然贈り物がない。
• C: 仕事や用事で忙しく、二人きりの時間をほとんど作ってくれない。
• D: 手伝いも何もしてくれず、自分ばかりが負担を背負っている。
• E: 全然スキンシップがなく、距離を感じる。
質問6
大切な人と「仲直り」したいときに一番嬉しいことは?
• A: 率直な謝罪の言葉や愛情表現。
• B: 「ごめんね」の意味を込めて、ちょっとしたプレゼントを渡してくれる。
• C: 二人でじっくり話し合う時間を設ける。
• D: トラブルの原因になった部分を実際に修正・補填してくれる行動。
• E: ぎゅっと抱きしめて和解の気持ちを伝えてくれる。
質問7
相手が自分のためを思って行動したとき、一番「愛を感じる!」と思うのは?
• A: 「いつもありがとう」「あなたが大切だよ」と言ってくれる。
• B: 自分の好みに合わせたプレゼントを用意してくれる。
• C: デートや遊びの計画を一緒に考えてくれて、実行してくれる。
• D: 面倒な用事や片付けを先にしておいてくれる。
• E: 特に理由なくハグや肩を揉んでくれるなど、スキンシップを取ってくれる。
質問8
褒められたときの嬉しさを表すと?
• A: 具体的に「ここが良かったね!」と言われると、モチベーションが大幅アップ。
• B: 感謝の気持ちとしてお菓子や小物を贈ってくれると、素直に喜べる。
• C: 「会って直接話そう」「一緒にご飯行こう」と時間を用意してくれると嬉しい。
• D: 「手伝うよ」「任せて!」と即行動でサポートしてくれると助かる。
• E: 「よくやったね!」と拍手やハイタッチで盛り上げてくれるとテンションが上がる。
質問9
会えない時間が続くとき、一番してほしいことは?
• A: 電話やSNSでこまめに連絡し、「愛してる」「大事だよ」と言葉で伝えてほしい。
• B: たまに手紙や小包を送ってくれたりするサプライズがあると嬉しい。
• C: 長期休みが取れたら、ちゃんと会う機会を作ろうと考えてくれる。
• D: 離れていても手助けできることがあれば協力しようとしてくれる。
• E: 会えたときに思いっきり抱きしめてくれる。
質問10
パートナーや親しい人があなたのラブランゲージを満たしてくれる理想的なシチュエーションは?
• A: 「○○なところが好き」「すごいね」と定期的に言葉で褒めてくれる。
• B: 小さな記念日でも思い出に残る贈り物をしてくれる。
• C: 忙しくても週1回はデートやじっくり話せる時間を確保してくれる。
• D: 「何か手伝おうか?」と提案し、実際に家事や雑用を片付けてくれる。
• E: 頭や肩、腕などをポンポンと触れてくれる瞬間が度々ある。
結果の見方と解説
各質問で選んだ回答(A~E)の合計数を集計してください。
• Aを多く選んだあなた: 「言葉(Words of Affirmation)」
• Bを多く選んだあなた: 「贈り物(Receiving Gifts)」
• Cを多く選んだあなた: 「時間(Quality Time)」
• Dを多く選んだあなた: 「奉仕(Acts of Service)」
• Eを多く選んだあなた: 「スキンシップ(Physical Touch)」
※複数同数だった場合は、メインが2~3つ存在するタイプか、状況によって変わりやすいタイプです。上位のラブランゲージを複合的に取り入れてみましょう。
実生活での活用アドバイス
自分のラブランゲージを認識する
• どのタイプがメインなのか理解するだけでも、「自分はこうされると嬉しいんだな」と気付けます。
• 「愛情不足かも…」と感じたとき、実は自分のラブランゲージが満たされていないだけということも。
相手と共有してみる
• パートナーや家族、友人にも同じテストを試してみると、お互いの違いを楽しく把握できます。
• 「言葉」が嬉しい人と「贈り物」が嬉しい人では、求めるアクションが全然違うかもしれません。
実践は小さな行動から
• いきなり大掛かりなプランを用意する必要はありません。
• 例: 「言葉」派には、毎朝1つだけ褒め言葉を言うことを日課にする。
• 「贈り物」派には、スーパーで見つけた小さなお土産を渡してみる。
• 「時間」派には、15分だけでも一緒にじっくり話す時間を確保する。
• 「奉仕」派には、洗い物や片付けを先に済ませておいてあげる。
• 「スキンシップ」派には、帰宅時にハグをする、軽いタッチを増やす等。
まとめ
この「ラブランゲージ簡易診断テスト」は、ご自身や周囲の大切な人がどのように愛情を与え合い、受け取りたいのかを理解するためのきっかけとなるツールです。結果にとらわれすぎず、柔軟にコミュニケーション手段を試してみることが大切。
• 診断の結果: 自分のメインラブランゲージを把握する
• ステップ: 日々の小さな行動で相手や自分を満たすコミュニケーションを実践
• ゴール: お互いが「愛されている」「大切にされている」と感じられる良好な人間関係
次回は、診断結果をさらに活用するための**「実践ワークシート」**や、上級者向けのコミュニケーションテクニックを紹介する記事を予定しています。ぜひこのテストを機に、ラブランゲージを意識したコミュニケーションを始めてみてください!
【参考文献・サイト】
• Gary Chapman, The 5 Love Languages: The Secret to Love That Lasts
• The 5 Love Languages(公式サイト・英語)
• 当サイトの各ラブランゲージ詳細記事
免責事項:
• 本記事のテストは簡易版であり、専門家の心理テストや公式ツールとは異なります。結果を絶対視せず、自己理解やコミュニケーション改善のヒントとしてご活用ください。
• 個別の状況や対人問題によっては、専門家の助言やカウンセリングが有益な場合もあります。